2009年12月9日水曜日

みんな頭の中

一、
二、
三。
作品の発想が生まれるとき、

多くの人はどういうこころをしているのだろう。


うんと悩んで、それで自分が実在させてもいいよって。

作品をつくるのは、自分を少し認めることなのかも。


毎日が土の頭。

土にはちょうどいいタイミングのポイントが点在している。

この点と点をじょうずにつなぐとイメージが実在になって他人と共有できたりもする。

人の頭の中をのぞいているみたい。


誰かさんを作品で認識するって、贅沢ですてきだなあ。

芸術って、内側を向いているくせに外側にも向いている。


あああ、たいへんで、とっても、おもしろい。




写真は最近のイチイチコレクション。



2009年12月3日木曜日

奥村庵にて

江戸の臼、擦り擦り
なんて贅沢なこと

菓子山
おもわずふふふ

お茶を飲むこと


日本に住んでいるわたしにとって、自然な生活のひとコマ。

それはとてもからだに染み付いている。




お茶会すること


お茶を頂くこのひとコマを日にちと時間をきめたらあらすてき。

お茶のために時間をつくります、人が集います、茶菓子があらわれます。



すべてがお茶のための世界、いいね。





おさきに頂きました。








2009年11月14日土曜日

たわわ

京都市美術館にて開催中の近畿高等学校総合文化祭 美術・工芸部門に、大学生の参考作品としてきょう陶芸コースの栗原香織さんが出品しています。

栗原さんの作品は小さな作品ではありますが、密やかに実る果実の様に実っています。

この秋、高校生の作品が「たわわ」に実る作品展に足を運んでみませんか?

未来の可能性に満ちあふれた作品に出会えるひとときを・・・

展示風景


陶芸コース 栗原さんの作品


洋画コースの作品

日本画の作品





立体コースの作品



みなさまの秋に実りがありますように。

2009年11月13日金曜日

うえを向いたら美術館

踏切の前、プラスチック工場

ナンテンの実は赤い

坂道が赤い
あかい夕方
こちらをみいている

こんなにも

フラクタル、木の中にはいってみた。

夕方、大山崎山荘美術館に行ってきました。

長い坂道がここがこの美術館だと頭にうったえる。
立体感のある景色、一歩すすむと森が動いて、わたしの目玉はふたつあると意識される。
ひっそりひっそり、ロケーションは格別のようです。

ただいま、睡蓮池のほとりにて 〜モネと須田悦弘、伊藤存〜」展開催中。
2010年の1月31日までやっています。


山がたくさんの赤いかたまりになっていて、
すごくきれいな散歩ができます。

それから、帰り道の葉っぱがシルエットにかわるのもいいです。




散歩に行ったみたいな美術館。













2009年11月9日月曜日

まもなく、もう、こんな時期です


大学の制作はみんな卒業制作も折り返し地点な感じです。

今日は京都市立美術館での展示をみんなで考える、「マケット会議」が行われました。
それぞれ作品と展示台を20分の1でつくり、展示場所をみんなで考えるのです。



ああでもない、こうでもない、あのほうがいい、このほうがいい。



今回もすんなりと決まりました。
ちなみに、“マケット”はフランス語で“模型”という意味。

きていな作品になるといいですね。
きれいな展示になるといいですね。
いいい展覧会になるといいですね。






2009年11月8日日曜日

私たち、縄文人。

USUAGE
ASAGOHANN
TIIZUHANNPENN
CUPRAAMENN
RAAMENN
OIMOGOHANN
このあいだ野焼きをした訳ですが、
まだ終わっていた訳ではありません。

というのも、それらが使用に耐え得るのかを確かめなくてはならないのです。
縄文を感じる訳ですから、
縄文の人たちがいかにして煮炊きしていたかを知る必要がある訳です。

トタンやら、新聞紙やら、ワラやら、耐火煉瓦やら、たくさんの人でやらを使い、まずは火をおこします。
木炭に移しておきにします。
先週焼いておいた器たちを置いて加熱、温めます。

それらに、みんなが考え抜いた食材たちで調理を楽しみます。
いわゆる縄文式おままごとです。
いい感じになってきたところでおいしく頂く訳です。

縄文式食卓は調理にも時間がかかるし、食べるのにも時間がかかります。
だから昔は一日二食だったのですね、納得。

野焼き、煮炊きとも大成功でした。


2009年11月4日水曜日

金子潤先生の来校スケジュール

金子潤先生の来校スケジュールをお知らせします。
皆さん、精華大学にて The KANEKO を体験してみませんか?


2009年11月1日日曜日

試みの茶事

先日、京都・大山崎の名建築「聴竹居」にて茶事が行われました。
この茶会、京都と美濃の陶芸家有志が集まり、お茶への敬意を心に持ち、自分たちの茶会を開きたいという思いから始まった茶会です。
この茶会には、京都で陶芸を学ぶ学生が大勢参加しております。
我が精華大学からも院生が全員参加しました。

茶を持って成す交流は、皆さんの心にどの様な橋を架けたのでしょうか?
その心の架け橋は写真に写ってはいませんが、雰囲気だけでも伝われば幸いです。



まずは茶臼で茶を挽く





野点風ほうじ茶席







席の合間に国宝茶室「待庵」へ




「待庵」は写真撮影禁止なので
門より見返る



参加者持参の銘々折敷
手作りの一品ものです








精華大学テキスタイルコース卒業の
谷内薫さんの作品です




左より
のぶおくん、治幸くん、志織さん、千花さん


真ん中にいるのは発起人の奥村先生


皆様、お疲れ様でした。

2009年10月30日金曜日

野の野の野焼き!!!!2

我ら釉薬の先生、木村先生です。菩薩のような先生は陶芸界のオアシスです。今日は『野鳥の会』のような服装でした。只今。。。野焼きを真剣な眼差しで見つめています。

野焼きの方は最後の仕上げです!!!!!ガンガンに燃やして器全体に薪を重ねて最後は、真っ白い灰になるまで待ちます。


焼き上がりを物色中。。。。


フィナーレです!!!!!!!!!
皆お疲れさま。スタートから6時間で焼き上がり、弾けんばかりの笑顔は素敵でしょ???


皆さんも機会があったら、野焼きして下さいね。
薪はたくさん使いますよ。。。