2010年3月31日水曜日

展覧会リポート

先日、ギャラリーH2O(京都)で作品展を開催されていた南公二さん(2001年卒業)から展覧会場での作品画像と制作にあたってのテキストをいただきました。また南さんは先日のブログで紹介した滋賀県の信楽町で開催される「Shigaraki ACT 2010 バランス/アンバランス」という展覧会にも出品されます。ぜひお近くの方はご高覧いただければと思います。

2001年、造形学科陶芸専攻卒業の南公二です。現在、大阪で制作をしております。
私は空想や想像や時間が組み合わさって全体を形づくり、結びつけられ、分離される物語性のある作品をつくりたいと思っています。それは技法やフォルムを絞り、作者の意図や与えるイメージを高めるのではな く、あまり説明的な表現や言葉は避けて、土の脆さ、危うさや、成長する、あるいは朽ちていく過程や選択されなかった可能性を意識してもらい、鑑賞する人の経験やイメージからそれぞれの物語を引き出してもらうことができればと思っています。
今回の作品は物語性とスポットライトを浴びて作り出される作品の陰影を意識してつくりました。観ていただいた方の心や感覚を揺さぶることができれば幸いです。

南 公二







卒業生の皆さんのなかで掲載してほしい情報等ありましたら、陶芸コースの方までご連絡いただければと思います。





2010年3月21日日曜日

第11回KAJIMA彫刻コンクールにて銀賞を受賞!!


卒業生の玉置りささん(2004年卒業)が“彫刻・建築・空間”をテーマにした『第11回 KAJIMA彫刻コンクール』で銀賞を受賞されました!!


玉置さんは京都精華大学を卒業後、多摩美術大学大学院工芸専攻陶コースを修了された作家さんです。
現在は神奈川県の自宅で制作されています。
また関西では西宮船岡ビエンナーレなどにも出品されています。


尚、入賞作品は、2010年3月5日(金)〜3月26日(金)までの間、鹿島KIビル・アトリウム(東京都港区赤坂6-5-30)にて展示します。
さらに4月22日(木)〜5月6日(木)までの間、大阪あすとホール(大阪府泉大津市二田町1-13-4)にて一般公開されます。
お近くの方はぜひご高覧ください。



画像は2009年の西宮船坂ビエンナーレでの展示風景です。

今後も活躍を期待しています!!

2010年3月20日土曜日

最後の日


今日はオマハ滞在の最後の日

金子先生の作った15分刻みのスケジュールも終わりです。

はじめにコンベンションセンターにあるパブリックコレクションを見学

ここの金子作品はすごく良かったです。

台座や床材等すべてにおいて金子イズムが感じられ豪勢な空間に仕上がっています。







で、それからサーマスというオマハのガラス作家の工房を見学

これがまた広くて、スタッフも数人いて、まるで会社のようでした。





、次にはビーマス・ファウンデーションを見学

年間2000件の応募がありその中から24名が選ばれて3ヶ月滞在制作します。

また、家族で滞在可能のプログラムもあり何とも魅力的な施設です。




スタジオアーティストの部屋を訪問して

各作家のレクチャーを聴き




ジョスリンアートミュージアムへ

ここは写真撮影が禁止なので外観のみ

アメリカでは寄贈者の名前が冠につくので、この「ジョスリン」も人名なのですよ

そして、すべてのコレクションや展示スペースにも名前がついています。

みんな、歴史に名前を残したいのですね・・・さすが ア・メ・リ・カ




で最後はカネコ財団を訪問

すべての創造性をフォローする壮大なプロジェクトの一端に触れるひとときでした。



特別プログラムで

金子スタジオスタッフと精華学生チームにてポートフォリオの発表会です。

1時間で終わる予定が2時間を超す盛り上がり・・・

とても有意義な時間でした。





夕食は金子ロフトハウスにて


奥さんのリーさんからクッキーとピザのミニポーチをいただき、

みんなニッコリ!!



明日はいよいよ帰国です。

皆さん5時起きにてヨロシク!



2010年3月18日木曜日

おはようございます


だだ今朝の7時です。

今から、金子先生の自宅である通称「ロフト」に朝食です。

「作品と共に暮らす」というコンセプトのスペースはとにかく広いです。

ではでは、行ってきマース










和より





皆さんお元気ですか
和と書いて「のどか」と読みます。
いま、ネブラスカ州のオマハにいます。



こんな感じでとっても元気ですよ

それではまたしーゆー!

信楽では

アメリカ遠征の報告の合間に投稿します。
国外組の最新情報にはやられっぱなしです。
帰ってきたら、お土産食べながら報告会して下さいね。

さて、国内組からも報告があります。

「Shigaraki ACT 2010 バランス/アンバランス」という展覧会が、滋賀県の信楽町の各所で開催されます。

信楽には、古い佇まいの町中に点在する窯元、入り組んだ小道、無造作に置かれた陶器、
人々を包み込む自然、登り窯と煙突、 …そして細かく分かれた小路には好奇心をくすぐる路地や空き地、工場や商店。 そこに集う人々。
そんな、覗いてみたくなるような場所で行う「信楽ACT2010×信楽窯元散策路」は
今年もイベントが盛りだくさん。
窯元がみせる日常と、アーティストがつくる非日常。
2つの古くて新しい信楽をお見せします。どうぞ心地よい光と新しい風を感じてください。

春先の信楽で日本のローカルにふれてみるのも良さそうです。
卒業生も多数参加しています!!

金田恵輔 (2002年卒業)
神部千夏 (1999年卒業)
岸上秀一 (1992年卒業)
坂口未来 (2009年卒業)
松岡悠子 (2007年卒業)
南方麻希 (2006年卒業)
南公二 (2001年卒業)

・展覧会情報
Shigaraki ACT 2010 バランス/アンバランス
開催日程:2010年4月2日(金)〜 2010年4月5日(月)9:00-17:00
開催場所:滋賀県甲賀市信楽町 窯元散策路各所

詳細はこちら

2010年3月17日水曜日

Jun Kaneko







やっとJUN KANEKO のもとへたどり着きました

到着30分後からツアーが始まりました。

スタジオ見学に始まり

ギャラリービル

倉庫ビル

プロジェクトビル

住居ビル

財団ビル

ぜーんぶビルです

そしてほとんどが1ブロックの半分を占めています。

たぶん、グーグルアースにて目視可能なレベルです。

画像は後日アップします。

ではでは・・・・




とうとう







2010年3月15日月曜日

We be back Manhattan 2

一晩お世話になったロジャーさんのお家を後にして



得体の知れない集団がNYの田舎町のpeekskillの駅をぞろぞろと歩いています。




で、beacon駅から徒歩にて18分程度歩くと


ディア・ディーコンへ到着



遠くに見える建物がビーコンです。





まずはダン・フレイビンから始まり


ソル・ルイット


ウォーフォール




そして、極みはリチャード・セラ










とにかくシビレマシタ。
moma や グッゲンハイムにやられっぱなしの心が和らぎました。
皆様是非ごらんあれ



最後はアメリカンカスタマーコンセプチャルの雄
ナウマンで締めくくりです
この構成にも感動しました







で昼食を取り







電車にてグランドセントラルへ
マンハッタンへの道のりは長かったですが
ディア・ディーコンは最高の時間でした