2014年1月28日火曜日

合評のブルース

 どうもどうも院生です。
今日もさむいなぁなんて思っていたら、いつの間にか雪がちらつく岩倉界隈。
京都であって京都でない、そう思うほどに街中と比べると寒い岩倉界隈。
今日も安定の寒さです。

最近の合評ラッシュがやっとこさ終わったかと思いきや、そうですね、院生がまだでした。
先日行われた院生の合同合評、やはりそこは院生。
なんと、院2のお二人が学外からゲストを招いて、教授3人ゲスト1人のゴージャス合評です。
ゲストとして来ていただいたのは、華道家の杉田一弥さん。
杉田さんは現代陶芸作家の器を用いて様々な作品を発表しています。

それではゴージャス合評の様子を紹介していきマッス!

トップバッターは茨木さんです。
 生活に欠かすことの出来ない器、その器をキャンバスに見立て、器の存在感を強めて食卓を意識することを考えられた作品。
女性や子供から「使いたい」と思われるようなデザインに挑戦したという器には、かわいい絵が器いっぱいに描かれています。

学生の頃から器に描くことを続けていたというだけあって、繊細な筆遣いと色合いで描かれた茨木さんの絵に、杉田さんも驚かれていました。

こちらが茨木さんの作品達。
この他にもまだまだたくさんあります。
とっても綺麗な絵です。
ふがふが。
  
お次ぎは中谷さん。
学部2回生の頃から生まれたという、中谷さんの作品スタイル。
卵の殻の持つ優しかたち、ひび割れた時の鋭さ、実在するものから魅力的な箇所を引き出し陶芸作品として表現することを意識した作品。 
なるほど納得のきれいなライン、独特の質感が魅力的です。

松本先生のためになる話を後ろの方にいるリカちゃんも真剣な表情で聞いています。
院生なると先輩の合評を聞く機会はあまり無いですからね。
リカちゃんは横浜へ旅立ってから何かが変わりました。

こちらが中谷さんの作品
ほおずりしたくなるようなすべすべの質感が素晴らしいです。
ふがふがふああ。




院2の合評が終わるとそのまま学内ギャラリーのフロールへ。
そしてそのまま院1の合評が始まりましたよ。
トップバッターリカちゃん

揺れ動く波紋が重なり合う様子をテーマに作品にしたリカちゃん。
教授もビックリの完成度の高さのリカちゃんの作品。
杉田さんも感心していました。
横浜の空気を吸ったリカちゃんは今までとはひと味違います。

良ちゃんは自分の合評の時にカメラを握ったままだったので合評の写真がありません。
ドジっ子の良ちゃんですが、展示してある作品は今までの自分のして来たことを再確認する的なものでした。
院1の作品の中で唯一、杉田さんが創作意欲を駆り立てられかけたようでした。
裏山しい。

お次ぎはたろちゃんです。
最近器にご執心の様子のたろちゃんは、自身もよくお酒を飲むということで、ビアマグ
を制作したようです。
おもちゃのようなビアマグに杉田さんは昭和の白黒テレビを思い出したとコメントされていました。

そしてしゅうちゃんの番です。
しゅうちゃんはある日、刺身のプラスチックトレイに興味をもち、今回は素材の置き換えをテーマに作品を制作したそうです。
人とは違う目線で世界を切り取るしゅうちゃん、そこに痺れる憧れるぅ!

残すは後二人、次はチャネちゃんです。
いつ作品を作っているのか教授はハラハラしていたようでしたが、展示を見て惜しみない賛辞を贈る教授のお三方と杉田さん。
グループ展にも関わらず、この空間だけまるでチャネちゃんの世界が作られていました。
イッツァスモールチャネワールド!
ひーはー!

最後はエンハくん。
友達と同じ時間を共有し、楽しんでもらう時の道具の一つとして日本の茶器セットを製作しました。
確かに日本の急須と湯飲みのようですが、そこはかとなく中国の香りが漂ってくきがします。
作品の持つ独特の優雅さに教授達も思わず手に取ってしまっています。
いやはや繊細な作品でした。




以上合評の報告でした。
院2の二人は二月に京都市美術館の別館で、修了制作展がありますので是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

ではでは、さようなら。


木村彰弘 展覧会


ボクノート
〜散文・落書き・ひとりごと〜


木村彰弘 1998年 京都精華大学陶芸コース大学院修了

日時
2014/1/29(水)〜2014/2/9(日)
11:30AM ~ 20:00PM
*2/4(火) 休み ,  最終日18時まで

場所
millibar GALLERY ミリバールギャラリー
大阪市西区立売堀1-12-17 artniks bld.2F
Tel 06-6531-7821(アートニクス)


2014年1月21日火曜日

カナッペ地獄お礼参りにゃんにゃ〜ん

こんにちは、院生です。

皆さん、ご存知でしょうか。
ついに今日から院1回生(通称M1)達のグループ展が始まりました。
今日はそれに伴って、会場でギャラリートーク、そしてオープニングパーティーが行われました。
オープニングパーティーで皆さんをもてなす料理を用意する当番、その白羽の矢が刺さったのは、なんと私たち陶芸コース。

気になる今日のメニューは「カナッペ」!!

M1展陶芸コース代表のチャネさんの熱い希望により、今日は朝からM1陶芸コース6人全員でカナッペを作りました。
今日のカナッペ番長チャネ。
メニューの考案から具材の手配まで、ほぼ1人でやるというやる気っぷり。
まさにカナッペ番長の名にふさわしい、そんな熱い気持ちが今日の彼女からはビシビシと伝わってきました。

具材を手分けして準備し、精華大学の近所にある、となりの人間国宝さんにも認定されているムトウのパン屋さんでカットしておいてもらったパンに具材を乗せていきます。
ああ美味しそう、もう美味しそう。

 
トマト係の遠藤
料理は目でも味わうもの、少しでも綺麗に見えるようにとカナッペに彩りとしてトマトを次々にブッ刺していきます。


出来たものからトレイに乗せていきます。
手前から、
クリームチーズとナッツとブルーベリーのカナッペ
そしてアボガドとサーモンのカナッペ

そしてこれは生ハムとチーズと無花果のジャムのカナッペ
この他にもあと2種類のカナッペを用意しました。
なんとか無事にパーティーの準備が整いました。

ラップ係の秀
京都が生んだラッパー秀、ラップかけれそうな奴はだいたい友達です。
まだ韻は踏めません。

合評前にメイクを直すバービー
鏡から覗く顔面がとてもホラーです。

そして一同は13時から始まるギャラリートークのため、会場へと向かいます。


ついに始まったギャラリートーク。
陶芸コースのトップバッターは陳さんです。
作品のタイトルは「緑」
緑を基調とした繊細な茶器を皆さんに披露してくれました。
緑と一口に言っても、様々な緑があるということを再確認出来ました。
きれい!

そしてこの後のギャラリートークの様子は写真を撮り忘れたためありません!
他の素晴らしい作品が見たいという人は、ぜひとも会場まで!

ギャラリートークを終えた秀
自分の考えを九割九分九厘伝えることが出来なかったシャイボーイの秀
何ともいえない表情をしながら、パンクしそうな脳みそを冷やしに会場の外へと歩いて行きました。

三回生の光本さんが見に来てくれました!
ありがたや、ありがたや。

同じく展示を見に来てくれた松本先生。
ギャラリートークの最中ですが、パーティーの準備をするため外で作業をする陶芸コースの院生たちを、暖かいギャラリーの受付の窓越しに温かいまなざしで見ています。

ギャラリートークも無事に終わり、パーティー画始まりました。
きびきびと働く陶芸コースの院生たち。
普段の陶芸でのチームワークがここでも見事に発揮されています。

ギャラリートークでは聞けなかった質問その他色々なことを、皆さん用意された飲み物片手にカナッペを頬張りながら楽しそうに話しています。
他学部の院生と喋る貴重な時間、普段の合評では聞けない意見も聞ける良い時間でした。


とにかく、頑張って作ったカナッペが好評で良かった。
ああ、良かった。
無事に、M1展は今日からスタートしました。
皆さんよろしくお願いいたします。


京都精華大学大学院芸術・デザイン研究科一年生展

|会期:2014年1月21日(火)~1月26日(日)、11:00~18:00
|会場:京都精華大学ギャラリーフロール
京都市左京区岩倉木野町137
>> http://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/
|入館料:無料







CRIA展


「CRIA」
下村千砂子  出品


下村千砂子 1997年京都精華大学陶芸コース卒業

日時
2014年1月15日(水)  ~  2月1日(土)
10:00AM ~ 20:00PM
(会期中無休・入場無料)

場所
京都芸術センター
ギャラリー北・南・大広間

京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
Tel 075-213-1000

2014年1月17日金曜日

レッツ窯詰め!!


あけましておめでとうございます!
今年も2回生は元気です!!

ひにひに寒さが増している今日このごろ。
京都は今年も寒いですね!もう、ビックリ!



去年に引き続いての進級制作も、いよいよ大詰め

\ 窯 詰 め で す /


それでは早速、2回生の奮闘ぶりをご覧下さいまし(^^)




教室でせっせと作業するのは、しまんちゅ。

窯から出された大量の作品たちを、せっせと磨いております
「キレイになりなさいね。」

磨くのも大変ですがこれは、窯詰めも大変でした。




こちらは釉薬室組です。

またまた、数の多い作品の釉掛けをしているのは、ゆそそ。
見ているだけで気が遠くなりそうです

こんな作業をひたすら続けているなんて・・・

細かい作業大好き少女ですね。





こちらは大胆にハケ塗りをしているおじょー
サーモンピンクのダウンを華麗に着こなしながら
・・ペタペタ・・・ペタペタ・・・
「さむいねんなぁー」
寒がりの彼女、この後の泊まりは耐えられるのか・・




「・・・・」
『やば、先生に見られてる!!』

実は窯詰めの予定時刻を大幅に遅らせていた2回生
こうなったら、誰これ構わず使うべし!!!


\\2回生暇人ヨ集レ//




チャッピー:「村々」「回し蹴り」を召還!!

「ドヤ!!!!」


黙々とチャッピーの指示に従う二人・・
と、そのとき!!


手伝いに飽きた回し蹴りが
村々を攻撃!!

 村々「うぅ・・!く、くるしい!」
突然の出来事に驚く村々、そんな時でも両手はしっかりと
作品を支えて、離しません


そんな村々の熱意に負けてか
スッと手を離し、その場を去る回し蹴り


『作品をむげにするでない』
諭すような瞳で見つめる村々

そうですね、作品は大切に扱いましょう



釉薬室から窯場に向かうと
そこには・・・


あ、実は暇人じゃなかったのね。
でもよく見てみると、何も詰めていませんよ?



「とっくの昔に詰め終えたわよ」
そんな言葉を残し窯詰めの写真を残すと
彼女はまたどこかに行ってしまいました。



大物作品たちは、時間が押しに押したので
写真をとるまもなく
慌ただしく進級制作の窯詰めを終えました。


これからガス釜組は寝ずの窯番をするため

お 泊 ま り で す





きのこを使って作る今日の晩ご飯は・・


豚汁でーす(^^)
「「おいひぃー!」」

電気窯組もみんな仲良くいただきます。
先輩達一緒にご飯を食べます
ここが陶芸学科のイイトコロ!


腹ごしらえをすますと、明日まで続く窯当番が
始まりますよー

夜もあけ。まだまだ温度は上がってませんが
ガス窯組の一部は朝の授業へ向かいます


お泊まり明けでも普通に授業はあります
かなしいです



疲労困憊で窯場に戻ってみると・・・

!!!!!!
「バームクーヘン!!!!」

ゆそそが差し入れで持ってきてくれました
彼女は天使か!

みんなでおいしく頂いて、疲れもふっとびました!

疲れがふっとんだ皆さんは
なにやら内職をはじめたようです




何を作っているのかは皆さんのご想像におまかせします


そんでもって、この日はなんと!!
釉薬実習の木村先生もアップルパイを持ってきてくださいました!

この本格的なアップルパイと大きさに
テンションしかあがりません、ありがとうございます。


ふりかえると、今回のお泊まりは
食べて食べて食べまくりましたね。
ガス窯の皆さんお疲れさまです


月曜日はいよいよ合評です
もうひとふんばりです



「無事に焼けてたらええなー・・」

冬来たりなば春遠からじ

相も変わらず寒い北風がぷぅぷぅ吹き荒ぶ冬が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は四回生の教室の大掃除の日。
普段から土を扱う陶芸コースは、土ぼこりが半端じゃありません。
明日行われる卒業制作展の図録用の写真撮影のため、教室をこの空のように綺麗にするべくこの日は四回生が大集合です。

廊下には前日から、大掃除の準備のため出されている四回生の私物でごちゃごちゃしています。
他の場所にはこの倍の量が置かれていました。
一体、どこにこんなに隠し持っていたのやら。

マスクを付けて準備バッチリ尾崎さん。
自分の机回りの掃除が終わっておらず、今日は午前中から来て、1人机の回りを綺麗にいていました。

お隣のファンヨン君。未だ机回りはごちゃごちゃしています。
どうやら、カラーボックスを持って帰るかどうかを悩んでいる様子。
いいから早く片付けちゃってください。

今日も元気いっぱいの四次元系女子望月さん。
みんなで何かをすることが大好きな望月さんは興奮気味なご様子。
カメラを見つけるや否や突進してきました。

大掃除が始まるまで暇を持て余す男たち。
自称パグのモノマネが得意なパグ尾崎さんの膝の上に次々と座り、すごいことになっています。
そうこうしているうちに大掃除が始まりました。
見よ、この土ぼこり舞う教室の姿。
教室の向こうの景色が霞んで見えます。

今日は普段に比べると地味目なコーディネーションの神田さん。
しかし、掃除のときにもお洒落をすることを忘れてはいません。
さすがです、どこまでも女です。 

陶芸コースの灰かぶり姫こと、秋山さん。
今日も舞踏会へ行く日を夢みながら、可憐に箒を操り教室を綺麗にしています。

そんなこんなで綺麗になった教室で、何やらすみに集まりそわそわしている四回生男子たち。
広々とした空間を前に、男たちは自分の内に秘めたわんぱく衝動を抑えることが出来なくなっている様子。

「イヤッホーウッ!」
堪えきれなくなった堀内君を皮切りに、次々と教室の中で飛び跳ねていきます。

「ハァッ!」

「ヘァッ!」

「とうりゃっ!」

「アイヤイヤイヤイヤァッ!」
「どっせぇぇいっ!」
どこまでもはしゃぐ男たち。
どこから見つけてきたのか、プチプチシートの大きな筒をサンドバック代わりにいつまでも遊んでいました。

大掃除が終わりきれいになった教室。
明日は朝の9時から始まる写真撮影、きっと良い作品写真が撮れることでしょう。
冷えは万病の元。
風邪を引いて休むことのにならないように、今日はゆっくりお風呂に入り、しっかり暖まってから寝てください。
四回生の皆さん、お疲れ様でした。